リーダーのための読書論
怒りっぽい人間が怒らなくなる方法
第47回
株式会社メディカルライン 榎戸誠
2011年2月1日号
怒りっぽい私は、いろいろな失敗を経験し、そのたびに自己嫌悪に陥ってきたので、『怒らないこと——役立つ初期仏教法話1』(アルボムッレ・スマナサーラ著、サンガ新書)を繙いてみた。 怒らないほうがよいとわかっているのに、私たちはなぜ怒るのか。人間というのは、いつでも自分は正しい、相手が間違っている、と思うから怒るのだ。また、自分のやることがうまくいかないときに、自分に対し怒るというケースもある。そして、怒り癖が身についてしまうと、なかなか直すことができなくなるというのだ。 著者は、怒りは私たちにさまざまな悪影響を与えていると言う。怒りが生まれると、喜びが失われ、長く不幸を感じることになる。すなわち、怒りが幸福を壊すのだ。そのうえ、怒りはその人間を不幸にするだけでなく、周りの人々に大きな迷惑をかけ、他人の幸福まで奪ってしまう。 では、どうすればよ...
怒りっぽい私は、いろいろな失敗を経験し、そのたびに自己嫌悪に陥ってきたので、『怒らないこと——役立つ初期仏教法話1』(アルボムッレ・スマナサーラ著、サンガ新書)を繙いてみた。 怒らないほうがよいとわかっているのに、私たちはなぜ怒るのか。人間というのは、いつでも自分は正しい、相手が間違っている、と思うから怒るのだ。また、自分のやることがうまくいかないときに、自分に対し怒るというケースもある。そして、怒り癖が身についてしまうと、なかなか直すことができなくなるというのだ。 著者は、怒りは私たちにさまざまな悪影響を与えていると言う。怒りが生まれると、喜びが失われ、長く不幸を感じることになる。すなわち、怒りが幸福を壊すのだ。そのうえ、怒りはその人間を不幸にするだけでなく、周りの人々に大きな迷惑をかけ、他人の幸福まで奪ってしまう。 では、どうすればよい
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