医薬経済オンライン

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調剤報酬「下げ圧力」は増すばかり

問われる薬剤師の存在意義

2011年1月15日号

 全国の薬剤師を敵に回すかのような提言だった。  昨年12月22日。政府の規制・制度改革分科会ライフイノベーションワーキンググループ(WG)は改革案をまとめた。  医療関連の18項目のなかで、ひと際大きな衝撃が走ったのが「調剤基本料の一元化」だった。方向性だけを示す生易しいものではなく、特例の減額点数である「24点に統一すべき」というピンポイントの内容。薬剤師の技術料の要である調剤基本料を大幅に減額する話だから、薬局経営者にとっては「ひと足早いサンタクロースが、とんでもないプレゼントを置いていった」となるわけだ。  12年度の診療報酬・介護報酬同時改定に向けて、議論が本格化する前から、調剤への風当たりがやけに強くなっている。  現行の調剤基本料は原則40点。ただ、処方箋の受け付け回数が1ヵ月に4000回を超え、特定医療機関からの集中率が70%超の薬局は24点に...  全国の薬剤師を敵に回すかのような提言だった。  昨年12月22日。政府の規制・制度改革分科会ライフイノベーションワーキンググループ(WG)は改革案をまとめた。  医療関連の18項目のなかで、ひと際大きな衝撃が走ったのが「調剤基本料の一元化」だった。方向性だけを示す生易しいものではなく、特例の減額点数である「24点に統一すべき」というピンポイントの内容。薬剤師の技術料の要である調剤基本料を大幅に減額する話だから、薬局経営者にとっては「ひと足早いサンタクロースが、とんでもないプレゼントを置いていった」となるわけだ。  12年度の診療報酬・介護報酬同時改定に向けて、議論が本格化する前から、調剤への風当たりがやけに強くなっている。  現行の調剤基本料は原則40点。ただ、処方箋の受け付け回数が1ヵ月に4000回を超え、特定医療機関からの集中率が70%超の薬局は24点に減額

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