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足利市、矛盾だらけの分業騒動

官製門前薬局設置、想定外の金額に予想外の入居者

2011年1月15日号

 その施設の公募結果の金額に、参加した栃木県足利市の薬局経営者は驚いた。  「あまりにも高すぎる」  10年12月15日、足利市生涯学習センターに設けられた公募会場には、調剤薬局を運営する15社が集まっていた。公募の対象は、移転して11年7月に新たに開院する予定の足利赤十字病院前に設置される4区画の薬局施設。足利市が土地を用意してテナントを整備する、言わば官製の門前薬局だ。  最低価格50万円(月額使用料)で公募にかけられた、その施設の相場は、地元企業が優先的に入居できる区画で、高くても100万円と予想されていた。だが、会場に伝えられた1件目の地元枠の結果は消費税込みで200万円と、相場の2倍。もう1件の地元枠にも約197万円と、非常に高い値が付いた。  市外の企業が参加できる一般公募になると、競うようにして価格は跳ね上がり、294万円。最も病院に近い一等地には約367万...  その施設の公募結果の金額に、参加した栃木県足利市の薬局経営者は驚いた。  「あまりにも高すぎる」  10年12月15日、足利市生涯学習センターに設けられた公募会場には、調剤薬局を運営する15社が集まっていた。公募の対象は、移転して11年7月に新たに開院する予定の足利赤十字病院前に設置される4区画の薬局施設。足利市が土地を用意してテナントを整備する、言わば官製の門前薬局だ。  最低価格50万円(月額使用料)で公募にかけられた、その施設の相場は、地元企業が優先的に入居できる区画で、高くても100万円と予想されていた。だが、会場に伝えられた1件目の地元枠の結果は消費税込みで200万円と、相場の2倍。もう1件の地元枠にも約197万円と、非常に高い値が付いた。  市外の企業が参加できる一般公募になると、競うようにして価格は跳ね上がり、294万円。最も病院に近い一等地には約367万円

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