医薬経済気象台
早々と表面化する懸念材料
2011年1月15日号
円相場が動意を見せている。
昨年11月後半から83円台で小康を続けていたが、年末年始の国内市場の休みの間に円高・ドル安の動きを強め、1月3日のアジア市場では80円台に上昇、昨年11月1日に付けた15年ぶりの高値80円21銭に迫る動きを見せた。
東京市場の年明けスタートとなった1月4日は82円台で始まったが、今年の景気も円相場に揺さぶられることを示唆した年明けとなった。
円ドル相場の小康状態は米国市場金利の上昇によって、日米金利差が拡大したことが背景になっていた。しかし、米国金利の上昇が一服、一方で日本の輸出企業が取得外貨の円転換に動いたことが円高につながっている。新年早々の12月米国雇用統計発表では、事前予想で円安に、実績発表で円高と上下に振れ、結果的に大きな変化はなかったが、今後も米国の景気指標や金利動向に揺さぶられる動きが続くことを示した。
雇用統計...
円相場が動意を見せている。
昨年11月後半から83円台で小康を続けていたが、年末年始の国内市場の休みの間に円高・ドル安の動きを強め、1月3日のアジア市場では80円台に上昇、昨年11月1日に付けた15年ぶりの高値80円21銭に迫る動きを見せた。
東京市場の年明けスタートとなった1月4日は82円台で始まったが、今年の景気も円相場に揺さぶられることを示唆した年明けとなった。
円ドル相場の小康状態は米国市場金利の上昇によって、日米金利差が拡大したことが背景になっていた。しかし、米国金利の上昇が一服、一方で日本の輸出企業が取得外貨の円転換に動いたことが円高につながっている。新年早々の12月米国雇用統計発表では、事前予想で円安に、実績発表で円高と上下に振れ、結果的に大きな変化はなかったが、今後も米国の景気指標や金利動向に揺さぶられる動きが続くことを示した。
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