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OBSERVER

奥田齊・医薬産業政策研究所所長

2011年1月1日号

新薬創出加算、短期の検証は困難 ——所長に就任されて半年ほど経ちましたが、製薬業界の印象は。 奥田 業界に入る前の印象は、キャッシュリッチな企業が多いと感じていた。また、研究開発に熱心で、他産業に比べ利益率が高いという理解もあった。ただ、この数ヵ月、複眼的に見なければならない、と考えている。予想以上にグローバル化が進んでいる。利益率も国際的にみると、必ずしもそう高いとも言えない。私自身、「利益率が高い」と言ってきたが、その印象が薄れてきた。グローバルでの競争は結局、創薬力にかかってくる。日本の創薬力は米国、英国に続き3番目に位置すると言われているが、米国がどんどんリードしている状況で、必ずしもキャッチアップできていない。とくに内資系企業の将来を考えると、創薬力が経営課題になってくる。 ——新薬創出加算の恒久化を製薬業界は訴えています。 奥田 ... 新薬創出加算、短期の検証は困難 ——所長に就任されて半年ほど経ちましたが、製薬業界の印象は。 奥田 業界に入る前の印象は、キャッシュリッチな企業が多いと感じていた。また、研究開発に熱心で、他産業に比べ利益率が高いという理解もあった。ただ、この数ヵ月、複眼的に見なければならない、と考えている。予想以上にグローバル化が進んでいる。利益率も国際的にみると、必ずしもそう高いとも言えない。私自身、「利益率が高い」と言ってきたが、その印象が薄れてきた。グローバルでの競争は結局、創薬力にかかってくる。日本の創薬力は米国、英国に続き3番目に位置すると言われているが、米国がどんどんリードしている状況で、必ずしもキャッチアップできていない。とくに内資系企業の将来を考えると、創薬力が経営課題になってくる。 ——新薬創出加算の恒久化を製薬業界は訴えています。 奥田 研

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