医薬経済オンライン

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「船場の掟」破りが抱えるリスク

長谷川社長の同友会代表幹事就任で万骨枯る武田

2011年1月1日号

 道修町を含む大阪・船場商人のモットーは「政治に関わるな」だったはずだが、この御仁には関係ないようだ。経済同友会の次期代表幹事に内定した長谷川閑史・武田薬品社長(写真)である。日本経済団体連合会、日本商工会議所と並ぶ、いわゆる「経済3団体」のトップに製薬企業の経営者が就くのは初めてで、桜井正光代表幹事(リコー会長)以下、同友会に集う経済人たちの長谷川氏に対する「期待」はそれなりに強い。 心配されるのはまず失言 そうした雰囲気を本人も察知しているのだろう。「数年前までは自分の意見を言いっ放しという態度が目立ったが、最近は意見は述べつつも全体をまとめようとする言動が増えてきた」(財界担当記者)。正式就任する4月以降、下手すれば「失われた30年」という事態を迎えかねない日本経済の再生に向け、持ち前の歯切れよい弁説が永田町や霞が関界隈で、これまで以...  道修町を含む大阪・船場商人のモットーは「政治に関わるな」だったはずだが、この御仁には関係ないようだ。経済同友会の次期代表幹事に内定した長谷川閑史・武田薬品社長(写真)である。日本経済団体連合会、日本商工会議所と並ぶ、いわゆる「経済3団体」のトップに製薬企業の経営者が就くのは初めてで、桜井正光代表幹事(リコー会長)以下、同友会に集う経済人たちの長谷川氏に対する「期待」はそれなりに強い。 心配されるのはまず失言 そうした雰囲気を本人も察知しているのだろう。「数年前までは自分の意見を言いっ放しという態度が目立ったが、最近は意見は述べつつも全体をまとめようとする言動が増えてきた」(財界担当記者)。正式就任する4月以降、下手すれば「失われた30年」という事態を迎えかねない日本経済の再生に向け、持ち前の歯切れよい弁説が永田町や霞が関界隈で、これまで以上に

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