海外時報
今後3年間続くジェネリックの大波
中規模新薬に期待も、イノベーションに「消極的な」FDA
2011年1月1日号
今後3年間、米国の医薬品市場が直面することになる困難。それは、高齢者に対する主要10薬効群の平均1日当たり薬剤費が、10年1月の1.11ドルから14年1月までに70セントに下がり、さらに半年後、54セントと10年の半分の水準になるという推計に集約される。
06年1月のそれは、1.50ドルだった。下落ペースはこれから加速し、14年後半になるまで緩むことは見込めない。8年余で3分の1の費用になるのだ。
これは、エルンストバーンド(マサチューセッツ工科大学)とマレー・エイトケン(IMSヘルス)の分析である。
2人は、消費者物価指標が0.3%減った09年にも、米国のブランド製剤価格は平均8.3%も上がったという、高齢者団体AARPの批判に対し、費用動向はジェネリックを含めた薬剤利用のバスケットとして考えるべきと主張する。ジェネリックの利用が進み、09年の実際の薬剤費は7.0%下がって...
今後3年間、米国の医薬品市場が直面することになる困難。それは、高齢者に対する主要10薬効群の平均1日当たり薬剤費が、10年1月の1.11ドルから14年1月までに70セントに下がり、さらに半年後、54セントと10年の半分の水準になるという推計に集約される。
06年1月のそれは、1.50ドルだった。下落ペースはこれから加速し、14年後半になるまで緩むことは見込めない。8年余で3分の1の費用になるのだ。
これは、エルンストバーンド(マサチューセッツ工科大学)とマレー・エイトケン(IMSヘルス)の分析である。
2人は、消費者物価指標が0.3%減った09年にも、米国のブランド製剤価格は平均8.3%も上がったという、高齢者団体AARPの批判に対し、費用動向はジェネリックを含めた薬剤利用のバスケットとして考えるべきと主張する。ジェネリックの利用が進み、09年の実際の薬剤費は7.0%下がっていた
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