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MSAパートナーズ レポート

能動的姿勢を強めるCMS

受身の支払者から価値に基づいた購入者へ

2011年1月1日号

 米食品医薬品局(FDA)は10年4月29日、がん治療用ワクチンの「プロベンジ」を、転移性去勢抵抗性(ホルモン治療抵抗性)前立腺がん治療を適応として承認した。自己細胞ベースの免疫療法として初めてのFDA承認薬剤の誕生である。  治療用がんワクチンの開発を試みる他の企業が次々と開発後期で中止に追い込まれるなか、デンドレオンは、07年1月のFDA承認申請から、同剤の有効性を証明する追加の臨床試験を経て、とうとうプロベンジの承認を獲得した。この間、デンドレオンの株価は、株主たちの大きな期待と深い失望を反映し、猛烈な乱高下を繰り返した(図)。  しかし、FDA承認を獲得しても、まだ安泰ではなかった。6月30日、メディケア・メディケイド・サービス庁(CMS)が、プロベンジをメディケア償還対象とするかどうかを決定するため、全米規模で審査を開始すると発表したのだ...  米食品医薬品局(FDA)は10年4月29日、がん治療用ワクチンの「プロベンジ」を、転移性去勢抵抗性(ホルモン治療抵抗性)前立腺がん治療を適応として承認した。自己細胞ベースの免疫療法として初めてのFDA承認薬剤の誕生である。  治療用がんワクチンの開発を試みる他の企業が次々と開発後期で中止に追い込まれるなか、デンドレオンは、07年1月のFDA承認申請から、同剤の有効性を証明する追加の臨床試験を経て、とうとうプロベンジの承認を獲得した。この間、デンドレオンの株価は、株主たちの大きな期待と深い失望を反映し、猛烈な乱高下を繰り返した(図)。  しかし、FDA承認を獲得しても、まだ安泰ではなかった。6月30日、メディケア・メディケイド・サービス庁(CMS)が、プロベンジをメディケア償還対象とするかどうかを決定するため、全米規模で審査を開始すると発表したのだ。対

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