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新薬メーカーは活力を持てるか

2011年1月1日号

 旧聞とは思うが、昨年10月30日付日経新聞に、「武田、純利益24%減」と「沢井製薬、純利益最高に」という2件の記事が載っていた。また、昨秋以降、沢井製薬によるキョーリン製薬ホールディングスの統合提案を巡る動きが報じられている。その前には、興和テバによる大正薬品の買収もあった。 一方、第一三共、エーザイ、田辺三菱製薬など国内新薬大手も後発品事業に本格参入した。これは国内大手に限った話ではなく、ノバルティスやサノフィアベンティス、ファイザー、メルクなどの欧米大手も同様である。 沢井のキョーリンに対する経営統合の提案は、後発品メーカーが新薬メーカーを買収統合する時代になったかと、隔世の感を覚えた。 とにかく後発品ビジネスが好調で、それに引き換え新薬メーカーに元気がない。大手は、課題の2010年問題を完全にはクリアしていないし、かつてのような起死回生とも...  旧聞とは思うが、昨年10月30日付日経新聞に、「武田、純利益24%減」と「沢井製薬、純利益最高に」という2件の記事が載っていた。また、昨秋以降、沢井製薬によるキョーリン製薬ホールディングスの統合提案を巡る動きが報じられている。その前には、興和テバによる大正薬品の買収もあった。 一方、第一三共、エーザイ、田辺三菱製薬など国内新薬大手も後発品事業に本格参入した。これは国内大手に限った話ではなく、ノバルティスやサノフィアベンティス、ファイザー、メルクなどの欧米大手も同様である。 沢井のキョーリンに対する経営統合の提案は、後発品メーカーが新薬メーカーを買収統合する時代になったかと、隔世の感を覚えた。 とにかく後発品ビジネスが好調で、それに引き換え新薬メーカーに元気がない。大手は、課題の2010年問題を完全にはクリアしていないし、かつてのような起死回生とも言

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