時流遡航
危機に瀕する日本の高等教育
第5回
ジャーナリスト 本田成親
2011年1月1日号
現在問題となっている高等教育費不足の一因は、大学の多さにもあるのだから、重点大学のみに研究・教育費を優先投与し、そこへ人材を集中させればよいとの意見もある。その見解に従えば、必然的に国公立大学間の統廃合や格差問題の発生はやむを得ないということになる。実際、国立大学の法人化以降はそうした動向が強まり、大都市の有名国公立大学と地方の国公立大学との格差は予想されていた以上に大きくなった。そして、その結果、地方の国公立大学は疲弊し、すでに述べたように高度な研究などできなくなってきた。
現在問題となっている高等教育費不足の一因は、大学の多さにもあるのだから、重点大学のみに研究・教育費を優先投与し、そこへ人材を集中させればよいとの意見もある。その見解に従えば、必然的に国公立大学間の統廃合や格差問題の発生はやむを得ないということになる。実際、国立大学の法人化以降はそうした動向が強まり、大都市の有名国公立大学と地方の国公立大学との格差は予想されていた以上に大きくなった。そして、その結果、地方の国公立大学は疲弊し、すでに述べたように高度な研究などできなくなってきた。
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