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話題の焦点

「高齢者手術増で整形ピンチ」

2010年12月15日号

 医師の過労問題で、産、小、放、外などの各科が、縮小あるいは閉鎖に追い込まれている。そして、整形外科が次の候補に。 「日本整形外科学会」の調査(勤務医4000名弱対象)によると、週平均勤務が63時間で、3人中1人が1ヵ月80時間以上の残業状態という。 激務の背景は、脊椎手術や人工関節など、増え続ける高齢者手術。 この状況は、まさに約10年前のイギリス。手術待機期間を短縮させるべく、急遽私立治療センターを21ヵ所設立。だが、医師の能力不足に基づく再手術が続発、余計な医療費の増加を引き起こし、傷口を広げてしまった。 現時点で、日本は医師の献身的努力に支えられ、手術待機期間が問題になるほど長くなっておらず、また、術後成績もいい。 だが、これが長続きする保証はなく、このままでは破綻が目に見えている。 イギリスの例を反面教師として、何らかの有効策を即刻講じるべき...  医師の過労問題で、産、小、放、外などの各科が、縮小あるいは閉鎖に追い込まれている。そして、整形外科が次の候補に。 「日本整形外科学会」の調査(勤務医4000名弱対象)によると、週平均勤務が63時間で、3人中1人が1ヵ月80時間以上の残業状態という。 激務の背景は、脊椎手術や人工関節など、増え続ける高齢者手術。 この状況は、まさに約10年前のイギリス。手術待機期間を短縮させるべく、急遽私立治療センターを21ヵ所設立。だが、医師の能力不足に基づく再手術が続発、余計な医療費の増加を引き起こし、傷口を広げてしまった。 現時点で、日本は医師の献身的努力に支えられ、手術待機期間が問題になるほど長くなっておらず、また、術後成績もいい。 だが、これが長続きする保証はなく、このままでは破綻が目に見えている。 イギリスの例を反面教師として、何らかの有効策を即刻講じるべきで

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