医薬経済オンライン

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後発品数量の伸びが止まった

政策的息切れが招く先発品メーカーの「悪夢」

2010年12月15日号

 「これはどういうことだ」 11月5日、全国健康保険協会(協会けんぽ)が公表したデータが製薬業界を担当する証券アナリストらの間で話題になった。 協会けんぽは、保険財政に関連する重要指標の動向のなかで、後発品の使用割合をグラフで示した。調剤レセプトを集計したものだ。 今年に入り、使用割合は急激な上昇カーブを描いてきた。09年1年間の伸びは1ポイント程度だったが、10年は1月の18・6%から2月には19・3%、3月には20・1%、そして4月は21・6%まで跳ね上がった。5月は22・0%、6月は22・3%とややなだらかになったものの、右肩上がりに変化はなかった。 ところが、7月は22・2%と減少に転じた。 そして12月8日、今度は中央社会保険医療協議会の診療報酬改定結果検証部会が開かれ、協会けんぽのデータと呼応するような調査結果が示された。 後発品使用状況調査で、全国の1500薬局にア...  「これはどういうことだ」 11月5日、全国健康保険協会(協会けんぽ)が公表したデータが製薬業界を担当する証券アナリストらの間で話題になった。 協会けんぽは、保険財政に関連する重要指標の動向のなかで、後発品の使用割合をグラフで示した。調剤レセプトを集計したものだ。 今年に入り、使用割合は急激な上昇カーブを描いてきた。09年1年間の伸びは1ポイント程度だったが、10年は1月の18・6%から2月には19・3%、3月には20・1%、そして4月は21・6%まで跳ね上がった。5月は22・0%、6月は22・3%とややなだらかになったものの、右肩上がりに変化はなかった。 ところが、7月は22・2%と減少に転じた。 そして12月8日、今度は中央社会保険医療協議会の診療報酬改定結果検証部会が開かれ、協会けんぽのデータと呼応するような調査結果が示された。 後発品使用状況調査で、全国の1500薬局にアン

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