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海外時報

法律家CEOの対照的な進路

メルクは新任、ファイザーは辞任へ

2010年12月15日号

 米国を代表する製薬2社のトップがともにハーバード大学法学校卒、法務部責任者を経た法律家になる──そんな視点から今年の最終号の入稿を終えた途端、ファイザーCEO、ジェフリー・キンドラーの辞任の報が届いた。もちろん、編集長の指示は「書き直し」。 脂の乗り切った55歳、キンドラーは、365日24時間、気を休めることが許されない世界トップの製薬会社の舵取りに対する疲れを吐露した。「家族と過ごして充電し、新しい挑戦に臨みたい」と語った。予期せぬこの発表をどう読むべきか、困惑を押し包むようなコメント、反応が目立っている。 “謎”の解明はともかく、ひとつハッキリしているのは、新CEOに指名されたイアン・リード(57)が好対照の人物であるということだ。 キンドラーがマクドナルドからファイザーの法務部に入ったのは02年のこと。製薬業界歴わずか4年で、06年にCEOへの飛...  米国を代表する製薬2社のトップがともにハーバード大学法学校卒、法務部責任者を経た法律家になる──そんな視点から今年の最終号の入稿を終えた途端、ファイザーCEO、ジェフリー・キンドラーの辞任の報が届いた。もちろん、編集長の指示は「書き直し」。 脂の乗り切った55歳、キンドラーは、365日24時間、気を休めることが許されない世界トップの製薬会社の舵取りに対する疲れを吐露した。「家族と過ごして充電し、新しい挑戦に臨みたい」と語った。予期せぬこの発表をどう読むべきか、困惑を押し包むようなコメント、反応が目立っている。 “謎”の解明はともかく、ひとつハッキリしているのは、新CEOに指名されたイアン・リード(57)が好対照の人物であるということだ。 キンドラーがマクドナルドからファイザーの法務部に入ったのは02年のこと。製薬業界歴わずか4年で、06年にCEOへの飛び級

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