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後発好調、先発中堅は研究開発費が左右

準大手以下製薬17社の上半期決算概況

2010年12月1日号

 先発品主力の中堅製薬企業で、年間売上高200億円以上の3月期決算企業に2月決算の久光製薬を加えた15社と、後発医薬品専業2社の17社について、10年度上半期(第2四半期累計)決算を概観したい。 17社のうち増収が12社、減収が5社、増収が減収を大きく上回ったことは、4月の薬価改定をカバーした企業が多かったことを示している。営業利益は黒字転換を含めて増益が9社、減益が8社とほぼ半々だった。増収増益は9社、減収減益は5社で、減収企業は揃って減益、ほかの3社は増収減益だった。 特徴点を要約しよう。まず、①後発品市場の拡大が加速し、後発品専業の好調が際立ったこと。そして、②特殊領域で専門性を発揮する企業が堅調だったことだ。スペシャリティに成長の道があることを示した。加えて、③2ケタ増益が6社、2ケタ減益が7社と、営業利益の増減率が大幅だったことだ。個々の事情が大きく影響し...  先発品主力の中堅製薬企業で、年間売上高200億円以上の3月期決算企業に2月決算の久光製薬を加えた15社と、後発医薬品専業2社の17社について、10年度上半期(第2四半期累計)決算を概観したい。 17社のうち増収が12社、減収が5社、増収が減収を大きく上回ったことは、4月の薬価改定をカバーした企業が多かったことを示している。営業利益は黒字転換を含めて増益が9社、減益が8社とほぼ半々だった。増収増益は9社、減収減益は5社で、減収企業は揃って減益、ほかの3社は増収減益だった。 特徴点を要約しよう。まず、①後発品市場の拡大が加速し、後発品専業の好調が際立ったこと。そして、②特殊領域で専門性を発揮する企業が堅調だったことだ。スペシャリティに成長の道があることを示した。加えて、③2ケタ増益が6社、2ケタ減益が7社と、営業利益の増減率が大幅だったことだ。個々の事情が大きく影響した決

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