営業現場を活性化する分担型リーダーシップ

環境激変ＭＲ進化論

第71回

営業戦略アドバイザー　佐藤陽夫

2010年12月1日号

　師走は目標達成へ向けたラストスパートと、来年の仕込みに気ぜわしくなります。今年うまくいった人もそうでない人も、新年への希望を感じ、やる気が高まっている時期だと思います。今回は、組織を活性化させるリーダーシップの形＝シェアード・リーダーシップを取り上げ、どのようにすれば営業現場で活用できるかを考えます。　シェアード・リーダーシップとは、米国クレアモント大学院大学ピーター・Ｆ・ドラッカー経営大学院教授のクレイグ・ピアース氏が提唱したモデルです。この理論は端的に言うと、1人がリーダーとして組織に君臨するのではなく分担し、チームメンバーが必要に応じてリーダーシップを発揮できるようにすると、チームの力が引き出され、組織がより活発に動くため成果が高まるというものです。　リーダーシップの分担と言えば、身近なところでは医療機関での「チーム医療」がありま... 　師走は目標達成へ向けたラストスパートと、来年の仕込みに気ぜわしくなります。今年うまくいった人もそうでない人も、新年への希望を感じ、やる気が高まっている時期だと思います。今回は、組織を活性化させるリーダーシップの形＝シェアード・リーダーシップを取り上げ、どのようにすれば営業現場で活用できるかを考えます。　シェアード・リーダーシップとは、米国クレアモント大学院大学ピーター・Ｆ・ドラッカー経営大学院教授のクレイグ・ピアース氏が提唱したモデルです。この理論は端的に言うと、1人がリーダーとして組織に君臨するのではなく分担し、チームメンバーが必要に応じてリーダーシップを発揮できるようにすると、チームの力が引き出され、組織がより活発に動くため成果が高まるというものです。　リーダーシップの分担と言えば、身近なところでは医療機関での「チーム医療」があります

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