医薬経済オンライン

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住宅で進める介護公費減らし

厚労・国交両省が促進する「高専賃」の正体

2010年11月15日号

 大部屋で、ときに同室者同士、排泄臭を“共有”しながら起居する自分を想像できるだろうか。終の棲家として、いつ訪れるかしれない絶命の日まで、そこで住まう自分を、である。 今、特別養護老人ホーム(特養)の個室割合は3割、残り7割が大部屋の「多床室」で、大半の入所者が現実にそう暮らしていることを踏まえれば、いささか不謹慎に過ぎる問いではある。が、今日の平均的なサラリーマンが日常の延長線上で想像できる終の棲家は、大なり小なり、プライバシーに配慮された個室ではなかろうか。 国の高齢者介護施策も、「個室化」を志向しており、14年度までに特養の7割を個室にするとの数値目標を掲げている。 それ以上に、そもそも施設という発想ではなく、高齢期になっても安心して住み続けられる居住環境を用意すればいいという発想の下、バリアフリー仕様の高齢者専用の集合住宅...  大部屋で、ときに同室者同士、排泄臭を“共有”しながら起居する自分を想像できるだろうか。終の棲家として、いつ訪れるかしれない絶命の日まで、そこで住まう自分を、である。 今、特別養護老人ホーム(特養)の個室割合は3割、残り7割が大部屋の「多床室」で、大半の入所者が現実にそう暮らしていることを踏まえれば、いささか不謹慎に過ぎる問いではある。が、今日の平均的なサラリーマンが日常の延長線上で想像できる終の棲家は、大なり小なり、プライバシーに配慮された個室ではなかろうか。 国の高齢者介護施策も、「個室化」を志向しており、14年度までに特養の7割を個室にするとの数値目標を掲げている。 それ以上に、そもそも施設という発想ではなく、高齢期になっても安心して住み続けられる居住環境を用意すればいいという発想の下、バリアフリー仕様の高齢者専用の集合住宅整備

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