医薬経済オンライン

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調剤に「ポイント付与」の説得力

日薬「非難」も役所は「静観」、ドラッグストアは「意気軒高」

(株)薬新 井高恭彦

2010年11月15日号

 保険調剤マーケットで新たな火種が燻っている。処方せん取り扱い店舗を急ピッチで増やすチェーンドラッグストア各社のポイントカード。最近になって「処方せん調剤にもポイントが付きます」という謳い文句が全国各地の店舗に拡がり始めた。すかさず日本薬剤師会が牽制に動く。9月22日の定例会見で、児玉孝会長が「調剤へのポイント付与は実質的な値引き行為」「一切、許されるものではない」と激しく非難、厚生労働省に対応を求めた。ところが、ひと月を過ぎた11月9日現在、厚労省の動きはない。一方、日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は「法的に問題がないことは、すでに確認済み」(宗像守事務総長)と自信満々。今後も各社に伝播していく気配が濃厚なのだ。 患者一部負担の「支払い」について定めた健康保険法第74条、「受領」について定めた保険薬局及び保険薬剤師療養担当規則第4...  保険調剤マーケットで新たな火種が燻っている。処方せん取り扱い店舗を急ピッチで増やすチェーンドラッグストア各社のポイントカード。最近になって「処方せん調剤にもポイントが付きます」という謳い文句が全国各地の店舗に拡がり始めた。すかさず日本薬剤師会が牽制に動く。9月22日の定例会見で、児玉孝会長が「調剤へのポイント付与は実質的な値引き行為」「一切、許されるものではない」と激しく非難、厚生労働省に対応を求めた。ところが、ひと月を過ぎた11月9日現在、厚労省の動きはない。一方、日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は「法的に問題がないことは、すでに確認済み」(宗像守事務総長)と自信満々。今後も各社に伝播していく気配が濃厚なのだ。 患者一部負担の「支払い」について定めた健康保険法第74条、「受領」について定めた保険薬局及び保険薬剤師療養担当規則第4条は

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