薬剤経済学
有効性比較研究の実際
第21回 抗糖尿病薬の比較情報と薬剤選択(上)
2010年11月1日号
米国の有効性比較研究(CER)は準備段階を終え、実践段階に入っていく。9月、研究の企画と推進、結果普及の旗振り役「患者中心の結果研究所(PCORI)」の運営理事会メンバーが決まり、方法論委員会も活動を始める。 09年2月、景気刺激法(ARRA)が用意した11億ドルの種蒔き資金で始まったCERは、医療改革法が受け継ぎ、公私提携による研究推進の体制、保険加入者に対する賦課による財源調達を整えた。臨床研究の成果を医療の質、効果的、効率的な診療に活かす橋渡しを担う。 医療政策専門誌『ヘルス・アフェアーズ』、薬剤経済学専門誌『ファーマコエコノミクス』が10月号でそれぞれ一大特集を組むなど、高い関心が注がれている。ただ、議論の多くは政策的な意味、研究法の精製、産業界の期待と懸念など〝あるべき論〟に集中している。 09年6月、連邦医療の質調査局(AHRQ)が主...
米国の有効性比較研究(CER)は準備段階を終え、実践段階に入っていく。9月、研究の企画と推進、結果普及の旗振り役「患者中心の結果研究所(PCORI)」の運営理事会メンバーが決まり、方法論委員会も活動を始める。 09年2月、景気刺激法(ARRA)が用意した11億ドルの種蒔き資金で始まったCERは、医療改革法が受け継ぎ、公私提携による研究推進の体制、保険加入者に対する賦課による財源調達を整えた。臨床研究の成果を医療の質、効果的、効率的な診療に活かす橋渡しを担う。 医療政策専門誌『ヘルス・アフェアーズ』、薬剤経済学専門誌『ファーマコエコノミクス』が10月号でそれぞれ一大特集を組むなど、高い関心が注がれている。ただ、議論の多くは政策的な意味、研究法の精製、産業界の期待と懸念など〝あるべき論〟に集中している。 09年6月、連邦医療の質調査局(AHRQ)が主催
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