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OUTLOOK・欧米のMR事情

英国で後発品代替法案が廃案に

第224回

デルファイ・マネジメント・コンサルタント(DMC)社 植田南人

2010年11月1日号

 英国で、プライマリケアでのブランド品のすべての処方を自動的にジェネリックへ差し替えるという法案が検討されていたが、最近、これを実施しないという決定がなされ、製薬関係者などほっと胸を撫で下ろしているという。 『ファーマテックヨーロッパ』10月15日号によると、英国保健省のロード・ハウ大臣が、「この決定は、当案が果たして国民保健サービス(NHS)に実質的なメリットがあるかどうか不明確と結論づけたことが理由だ」とする。ハウ氏は、「臨床的にも問題がない場合、ジェネリックの使用で、大きな医療費削減が可能なことを我われはよく知っている。しかし、政府が計画していたブランド品をジェネリックに自動的に差し替える提案は、その意味と効果に疑問があると結論した」と語る。この最終決定が報告されると、多くの製薬業界関係者や患者団体、医師たちからも安堵の声が聞こえたと...  英国で、プライマリケアでのブランド品のすべての処方を自動的にジェネリックへ差し替えるという法案が検討されていたが、最近、これを実施しないという決定がなされ、製薬関係者などほっと胸を撫で下ろしているという。 『ファーマテックヨーロッパ』10月15日号によると、英国保健省のロード・ハウ大臣が、「この決定は、当案が果たして国民保健サービス(NHS)に実質的なメリットがあるかどうか不明確と結論づけたことが理由だ」とする。ハウ氏は、「臨床的にも問題がない場合、ジェネリックの使用で、大きな医療費削減が可能なことを我われはよく知っている。しかし、政府が計画していたブランド品をジェネリックに自動的に差し替える提案は、その意味と効果に疑問があると結論した」と語る。この最終決定が報告されると、多くの製薬業界関係者や患者団体、医師たちからも安堵の声が聞こえたという

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