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海外時報

アバンディア問題決着と安全監視

REMSに基づく供給管理で明暗分ける

2010年10月15日号

 米国は利用制限を条件に販売継続、EU(欧州連合)は販売承認の一時停止に伴い市場撤収。グラクソスミスクライン(GSK)は米欧2機関の措置を超えて、「アバンディア」(ロシグリタゾン)のプロモーションをやめる。 心血管リスクの上昇をどう受け止めるか、3年半近くFDA(米食品医薬品局)が対応を問われてきた2型糖尿病薬に対する最終判断は、議会も巻き込んだ社会的関心事だった。しかし、相互に情報を共有し、安全性評価で合意していたEMA(欧州医薬品庁)と異なる方向を選んだにもかかわらず、すんなり落着した。 FDA、EMAの同時発表があった9月23日、“偶然にも”ストックホルムで開かれていた欧州糖尿病研究学会では、欧米の専門家が会見で、インタビューで、アバンディアに関するコメントを重ねていた。治療選択肢を重視する米国の専門医は制限つきでも薬剤アクセスの確保に、...  米国は利用制限を条件に販売継続、EU(欧州連合)は販売承認の一時停止に伴い市場撤収。グラクソスミスクライン(GSK)は米欧2機関の措置を超えて、「アバンディア」(ロシグリタゾン)のプロモーションをやめる。 心血管リスクの上昇をどう受け止めるか、3年半近くFDA(米食品医薬品局)が対応を問われてきた2型糖尿病薬に対する最終判断は、議会も巻き込んだ社会的関心事だった。しかし、相互に情報を共有し、安全性評価で合意していたEMA(欧州医薬品庁)と異なる方向を選んだにもかかわらず、すんなり落着した。 FDA、EMAの同時発表があった9月23日、“偶然にも”ストックホルムで開かれていた欧州糖尿病研究学会では、欧米の専門家が会見で、インタビューで、アバンディアに関するコメントを重ねていた。治療選択肢を重視する米国の専門医は制限つきでも薬剤アクセスの確保に、安

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