いよいよ突入したゲノム創薬の時代

技術革新と製薬企業の明日

いよいよ突入したゲノム創薬の時代

第3回

生島准

2010年10月15日号

　「がんは遺伝子の病気だ」　最先端を疾走するわが国のがん研究者たちはこう口を揃える。病理学的な特徴から悪性新生物と恐れられていたがんも、遺伝子レベルで腫瘍化する原因が突き止められつつある。今では、がんから新生物といったロマンチックな響きが失われ、治療可能な遺伝子の病気へと変貌しつつある。多くの研究者は、このまま進めば、がんの制圧も夢ではないと確信している。　「がんは遺伝子の病気だ」　最先端を疾走するわが国のがん研究者たちはこう口を揃える。病理学的な特徴から悪性新生物と恐れられていたがんも、遺伝子レベルで腫瘍化する原因が突き止められつつある。今では、がんから新生物といったロマンチックな響きが失われ、治療可能な遺伝子の病気へと変貌しつつある。多くの研究者は、このまま進めば、がんの制圧も夢ではないと確信している。

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