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患者会

ロコモティブ・シンドローム研究会

2010年10月15日号

運動器障害の怖さ大江隆史委員長 「老化で人間の筋力はどこが一番落ちやすいか」 多くの人は、下半身の膝から下の小さい筋肉から落ちていくという認識が強いのだという。しかし、実際は太腿やお尻の周りの大きな筋肉が落ちやすい。日常生活で歩く程度では、大きな筋肉はほとんど使わない。筋力の低下は「当たり前」だと認識され、がんや心筋梗塞といった危機感を持っている人が少ないのが現状だ。しかし、運動器の障害で介護が必要になる高齢者の数は急激に増えている。 この現状を変えるべく、日本整形外科学会は「ロコモティブ・シンドローム」という新たな概念を生み出した。08年には、ロコモ普及の基盤づくりを行う「ロコモティブ・シンドローム研究会」が発足、整形外科のスペシャリストたちが集まり、活動を始めた。研究会の委員長を務める大江隆史氏に、研究会の活動など話を聞いた。 ——「ロ... 運動器障害の怖さ大江隆史委員長 「老化で人間の筋力はどこが一番落ちやすいか」 多くの人は、下半身の膝から下の小さい筋肉から落ちていくという認識が強いのだという。しかし、実際は太腿やお尻の周りの大きな筋肉が落ちやすい。日常生活で歩く程度では、大きな筋肉はほとんど使わない。筋力の低下は「当たり前」だと認識され、がんや心筋梗塞といった危機感を持っている人が少ないのが現状だ。しかし、運動器の障害で介護が必要になる高齢者の数は急激に増えている。 この現状を変えるべく、日本整形外科学会は「ロコモティブ・シンドローム」という新たな概念を生み出した。08年には、ロコモ普及の基盤づくりを行う「ロコモティブ・シンドローム研究会」が発足、整形外科のスペシャリストたちが集まり、活動を始めた。研究会の委員長を務める大江隆史氏に、研究会の活動など話を聞いた。 ——「ロコモ

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