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OBSERVER

渡辺秀一・メディセオ代表取締役社長

2010年10月1日号

 薬局とは緩やかに提携 ——10年度薬価改定後の価格交渉は厳しいです。中央社会保険医療協議会では、診療側委員が、新薬創出・適応外薬解消等促進加算が試行導入されたのを理由に、価格交渉で値上げするとメーカーや卸から言われたといった「値上げ騒動」もありました。 渡辺 その件で、どういう風に言ったらいいのだろうと迷っているのが現状だ。混沌としている。新薬の創出と適応外薬を解消するという趣旨は、その通りなのだが、(価格交渉のなかで)医薬品の価値と価格を説明するにはどうしたらいいのだろうか、というのはあった。医薬品の価値と価格、市場の相場観、医療機関の経営、社会情勢すべてが絡む。豊かな時代であれば(価格交渉に)大きな問題はないが、今は簡単に解けるような時代ではない。ただ、新薬創出加算は、何が目的で目標なのか、そこがダッチロールしているような気がする...  薬局とは緩やかに提携 ——10年度薬価改定後の価格交渉は厳しいです。中央社会保険医療協議会では、診療側委員が、新薬創出・適応外薬解消等促進加算が試行導入されたのを理由に、価格交渉で値上げするとメーカーや卸から言われたといった「値上げ騒動」もありました。 渡辺 その件で、どういう風に言ったらいいのだろうと迷っているのが現状だ。混沌としている。新薬の創出と適応外薬を解消するという趣旨は、その通りなのだが、(価格交渉のなかで)医薬品の価値と価格を説明するにはどうしたらいいのだろうか、というのはあった。医薬品の価値と価格、市場の相場観、医療機関の経営、社会情勢すべてが絡む。豊かな時代であれば(価格交渉に)大きな問題はないが、今は簡単に解けるような時代ではない。ただ、新薬創出加算は、何が目的で目標なのか、そこがダッチロールしているような気がする。 

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