医薬経済オンライン

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漢方の常識・非常識

薬物相互作用を利用した漢方の新しい使用法

第8回

本間真人

2010年10月1日号

 「薬物相互作用」=「薬の飲み合わせによる好ましくない作用」という印象を持つことが多いが、必ずしも「好ましくない作用」だけではない。相乗効果を期待して作用機序の異なる薬剤を併用したり、作用の強い薬の副作用防止を目的とした別の薬と併用するなど、「好ましい効果」を期待して、意図的に複数の薬剤を併用することのほうが、むしろ多い。最近では、漢方薬を利用した事例も増えてきており、それは古典にはない新しい使用法である。 今回から、漢方薬の新しい使用法についてみていくことにする。  「薬物相互作用」=「薬の飲み合わせによる好ましくない作用」という印象を持つことが多いが、必ずしも「好ましくない作用」だけではない。相乗効果を期待して作用機序の異なる薬剤を併用したり、作用の強い薬の副作用防止を目的とした別の薬と併用するなど、「好ましい効果」を期待して、意図的に複数の薬剤を併用することのほうが、むしろ多い。最近では、漢方薬を利用した事例も増えてきており、それは古典にはない新しい使用法である。 今回から、漢方薬の新しい使用法についてみていくことにする。

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