Holmes&Vaccine
新薬価制度は再編の起爆剤
第6回 〜日本にメガはいらない〜
コイツ・ドナン
2010年9月15日号
【これまでのあらすじ】日本の製薬企業は、このまま外資系の後塵を拝し、国内市場ですら負けていってしまうのだろうか。新薬創出加算の対象品目数、一方で特例引き下げを受けた品目数の企業ごとの一覧を見ると、ワクチンはそんな気がして仕方がなかった。長期収載品に依存した経営姿勢が、現状を生み出したのではないか。ワクチンの意見に、ホームズも異論は示さなかったが、それは「綺麗事に過ぎる」とも指摘した。
私なりの考えを先に示しておくと、国内製薬企業が新薬開発に資源を投入すべき道筋を見せるために、今回の薬価制度改革が試金石となっているのではないか、ということだ。 しかし、私の推理に拍手をもって賞賛の意を示してくれたホームズだったが、まだ、完全に納得している様子はなかった。 私は、ホームズに何が引っかかるのかを聞きたかった。 「ホームズ、何が気になるのだい。...
【これまでのあらすじ】日本の製薬企業は、このまま外資系の後塵を拝し、国内市場ですら負けていってしまうのだろうか。新薬創出加算の対象品目数、一方で特例引き下げを受けた品目数の企業ごとの一覧を見ると、ワクチンはそんな気がして仕方がなかった。長期収載品に依存した経営姿勢が、現状を生み出したのではないか。ワクチンの意見に、ホームズも異論は示さなかったが、それは「綺麗事に過ぎる」とも指摘した。
私なりの考えを先に示しておくと、国内製薬企業が新薬開発に資源を投入すべき道筋を見せるために、今回の薬価制度改革が試金石となっているのではないか、ということだ。 しかし、私の推理に拍手をもって賞賛の意を示してくれたホームズだったが、まだ、完全に納得している様子はなかった。 私は、ホームズに何が引っかかるのかを聞きたかった。 「ホームズ、何が気になるのだい。ある
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