医薬経済オンライン

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中期経営計画を斬る

塩野義製薬 成長期と位置づけた第3次計画 

2010年9月15日号

 00年度を基点に5ヵ年の中期計画を推進してきており、00〜04年度の第1次計画は医療用医薬品への資源集中のための基盤整備、05〜09年度の第2次計画は研究開発活性化、グローバル化への橋頭堡構築を目標に掲げて取り組んできた。10〜14年度の第3次計画は、これまでの成果を基盤にして成長を実現する時期としている。  第3次計画で掲げた数値目標は、14年度で売上高3750億円、営業利益1100億円というものだ。09年度実績に比べて売上高は35%増、営業利益は2.1倍となる。売上増に比べて営業利益の急増計画が目立つ。営業利益率が09年度の18.8%から29.3%に10.5ポイントも上昇する計画のためだ。ただ、計画策定時には09年度の実績はまとまっておらず、09年度の実績見込みの営業利益率は21.4%だった。これだと7.9ポイントの改善、第2次計画でも7ポイント改善したことになるから奇異な...  00年度を基点に5ヵ年の中期計画を推進してきており、00〜04年度の第1次計画は医療用医薬品への資源集中のための基盤整備、05〜09年度の第2次計画は研究開発活性化、グローバル化への橋頭堡構築を目標に掲げて取り組んできた。10〜14年度の第3次計画は、これまでの成果を基盤にして成長を実現する時期としている。  第3次計画で掲げた数値目標は、14年度で売上高3750億円、営業利益1100億円というものだ。09年度実績に比べて売上高は35%増、営業利益は2.1倍となる。売上増に比べて営業利益の急増計画が目立つ。営業利益率が09年度の18.8%から29.3%に10.5ポイントも上昇する計画のためだ。ただ、計画策定時には09年度の実績はまとまっておらず、09年度の実績見込みの営業利益率は21.4%だった。これだと7.9ポイントの改善、第2次計画でも7ポイント改善したことになるから奇異な計画

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