OBSERVER
辻俊樹・サンド・バイオファーマ本部長
2010年9月1日号
市場参入には大きな決断が必要 ——昨年9月に国内初のバイオ後続品「ソマトロピンBS皮下注」が上市されました。 辻 ヒト成長ホルモン製剤は、アンメットニーズの領域で、先発品の上市後20数年が過ぎても、後発品が出なかった。そのため競争はなく、市場は硬直化していた。当社が参入したことで患者さんには、価格によるメリットが出る。1剤当たりのインパクトは通常の後発品とはケタが違う。従来なら100〜1000円以下だった価格差が、バイオ後続品なら1万〜10万円。2ケタも異なる。 ——日本市場で受け入れられると想定していましたか。 辻 医師のなかには、この品目の作製が非常に難しいことを理解している方もいる。そのためか、「新薬の6番手」という認識をいただいている。患者負担や国の医療費を鑑みて、早くから採用する施設もあった。ただ、新薬扱いされるとは言っても6番手に過ぎない。広くア...
市場参入には大きな決断が必要 ——昨年9月に国内初のバイオ後続品「ソマトロピンBS皮下注」が上市されました。 辻 ヒト成長ホルモン製剤は、アンメットニーズの領域で、先発品の上市後20数年が過ぎても、後発品が出なかった。そのため競争はなく、市場は硬直化していた。当社が参入したことで患者さんには、価格によるメリットが出る。1剤当たりのインパクトは通常の後発品とはケタが違う。従来なら100〜1000円以下だった価格差が、バイオ後続品なら1万〜10万円。2ケタも異なる。 ——日本市場で受け入れられると想定していましたか。 辻 医師のなかには、この品目の作製が非常に難しいことを理解している方もいる。そのためか、「新薬の6番手」という認識をいただいている。患者負担や国の医療費を鑑みて、早くから採用する施設もあった。ただ、新薬扱いされるとは言っても6番手に過ぎない。広くアウ
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