玄人集まる予定調和の公聴会
高齢者医療制度で厚労省、真夏のアピールタイム
2010年9月1日号
ヒヨウシャホケン(被用者保険)、ザイセイチョウセイ(財政調整)、ロウジンホケンセイド(老人保健制度)——。本誌の読者であればともかく、医療や行政に近くない市井の人たちが、出し抜けにこれらの用語を聴いたら、どう思うのだろうか。 思わず、そんな要らぬ心配をしてしまった。厚生労働省による「高齢者医療制度についての公聴会」を聴きに行ったときのことだ。満員御礼の会場、真剣に聴き入る聴衆(大阪会場) 公聴会は、福岡(8月2日)を皮切りに、仙台(8月4日)、大阪(8月10日)と短期間に詰めて開催された。いずれの会場でも午後1時に開会し、3時半に閉会するというスケジュール。プログラムは、前段で、高齢者医療制度改革会議座長の岩村正彦・東京大学大学院教授と厚生労働省保険局の吉岡てつを高齢者医療課長が、73年の老人医療費無料化まで遡って高齢者医療の歩みを示...
ヒヨウシャホケン(被用者保険)、ザイセイチョウセイ(財政調整)、ロウジンホケンセイド(老人保健制度)——。本誌の読者であればともかく、医療や行政に近くない市井の人たちが、出し抜けにこれらの用語を聴いたら、どう思うのだろうか。 思わず、そんな要らぬ心配をしてしまった。厚生労働省による「高齢者医療制度についての公聴会」を聴きに行ったときのことだ。満員御礼の会場、真剣に聴き入る聴衆(大阪会場) 公聴会は、福岡(8月2日)を皮切りに、仙台(8月4日)、大阪(8月10日)と短期間に詰めて開催された。いずれの会場でも午後1時に開会し、3時半に閉会するというスケジュール。プログラムは、前段で、高齢者医療制度改革会議座長の岩村正彦・東京大学大学院教授と厚生労働省保険局の吉岡てつを高齢者医療課長が、73年の老人医療費無料化まで遡って高齢者医療の歩みを示し、
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