医薬経済オンライン

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ベンチャー企業探訪

ナノキャリア

2010年9月1日号

  コア技術による多角化代表取締役社長 中冨一郎  「目標はファーマ(製薬企業)。スペシャリティファーマを狙っている」 千葉県柏市に本拠を置くナノキャリアの中冨一郎社長(写真)はそう語る。特許が切れた抗がん剤と同社のコア技術を組み合わせることで、副作用が少ない抗がん剤をパイプラインに並べる。 同社のコア技術は、「ミセル化ナノ粒子」を用いた「ドラッグ・デリバリー・システム(DDS)」だ。DDSは、医薬品の投与経路に一工夫を加え、有効成分を標的の病変にまで送る手法で、徐放製剤やパッチ製剤などを含む。米国では、医薬品全体の3分の1にDDS技術が施されているという。 中冨社長は、同社のミセル化ナノ粒子を「DDS技術の最先端」と自負する。水に溶けやすい「親水性ポリマー」と溶けにくい「疎水性ポリマー」を分子レベルで結合させることで、外側が親水性、内...   コア技術による多角化代表取締役社長 中冨一郎  「目標はファーマ(製薬企業)。スペシャリティファーマを狙っている」 千葉県柏市に本拠を置くナノキャリアの中冨一郎社長(写真)はそう語る。特許が切れた抗がん剤と同社のコア技術を組み合わせることで、副作用が少ない抗がん剤をパイプラインに並べる。 同社のコア技術は、「ミセル化ナノ粒子」を用いた「ドラッグ・デリバリー・システム(DDS)」だ。DDSは、医薬品の投与経路に一工夫を加え、有効成分を標的の病変にまで送る手法で、徐放製剤やパッチ製剤などを含む。米国では、医薬品全体の3分の1にDDS技術が施されているという。 中冨社長は、同社のミセル化ナノ粒子を「DDS技術の最先端」と自負する。水に溶けやすい「親水性ポリマー」と溶けにくい「疎水性ポリマー」を分子レベルで結合させることで、外側が親水性、内側

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