調剤実績データ
後発医薬品処方実態(10年2月)②
2010年9月1日号
09年4月〜10年2月の11ヵ月間のデータによれば、後発品市場全体としての規模は2292億円と、月商200億円を突破、前年同期に対して32.3%増と拡大を見せている。ところが、同期間の先発品を含む市場規模も19.9%と上昇しており、後発品市場が急激に伸びているとは取り立てて言えるほどのこともなさそうだ。現に、後発品の処方割合は、前年同期比0.7ポイントアップしているとはいえ、6.9%に過ぎない。 薬効大分類別にみると、市場規模では循環器官用薬、消化器官用薬、ビタミン剤がトップ3と前年と変動はないが、循環器官用薬の48.4%増が際立ち、2位以下との差はますます拡大している。 次に、薬効小分類別では、血管拡張剤が238億円(前年同期比2倍、市場占有率10.4%)と前年の3位からトップに躍り出た。以下、消化性潰瘍用剤の220億円(39.2%増、9.6%)、高脂血症用剤147億円(19.5%増、6.4%)...
09年4月〜10年2月の11ヵ月間のデータによれば、後発品市場全体としての規模は2292億円と、月商200億円を突破、前年同期に対して32.3%増と拡大を見せている。ところが、同期間の先発品を含む市場規模も19.9%と上昇しており、後発品市場が急激に伸びているとは取り立てて言えるほどのこともなさそうだ。現に、後発品の処方割合は、前年同期比0.7ポイントアップしているとはいえ、6.9%に過ぎない。 薬効大分類別にみると、市場規模では循環器官用薬、消化器官用薬、ビタミン剤がトップ3と前年と変動はないが、循環器官用薬の48.4%増が際立ち、2位以下との差はますます拡大している。 次に、薬効小分類別では、血管拡張剤が238億円(前年同期比2倍、市場占有率10.4%)と前年の3位からトップに躍り出た。以下、消化性潰瘍用剤の220億円(39.2%増、9.6%)、高脂血症用剤147億円(19.5%増、6.4%)、糖
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