「烏合の衆」と化すハピコム
グループ年商8000億円のイオン・ドラッグ連合の実態
2010年8月15日号
「まるで鵺みたいだ」などと失礼なことを言う人もいる。イオンのドラッグストアグループ「ハピコム」のことだ。イオンは昨年6月の改正薬事法施行に合わせ、グループの名称を「イオン・ウェルシア・ストアーズ」からハピコムに改称した。同時にプライベート・ブランド名もハピコムに統一、11年初頭にはグループの売上高を1兆円にすると発表した。そして、今年3月には、CFSコーポレーションの株式保有割合を50%超に引き上げ、同社を中核に据えてグループを強化すると宣言した。 だが、ついこの間まではウェルシア関東(高田薬局と統合してグローウェル傘下)が中心だったはずではなかったか。しかも、グループ内ではウェルシア関東が仲間の寺島薬局をTOB(株式公開買い付け)で買収し、ツルハホールディングスの鶴羽樹社長は「仲間内でも遠慮なく買収や店舗進出をする」と明言している。 95年...
「まるで鵺みたいだ」などと失礼なことを言う人もいる。イオンのドラッグストアグループ「ハピコム」のことだ。イオンは昨年6月の改正薬事法施行に合わせ、グループの名称を「イオン・ウェルシア・ストアーズ」からハピコムに改称した。同時にプライベート・ブランド名もハピコムに統一、11年初頭にはグループの売上高を1兆円にすると発表した。そして、今年3月には、CFSコーポレーションの株式保有割合を50%超に引き上げ、同社を中核に据えてグループを強化すると宣言した。 だが、ついこの間まではウェルシア関東(高田薬局と統合してグローウェル傘下)が中心だったはずではなかったか。しかも、グループ内ではウェルシア関東が仲間の寺島薬局をTOB(株式公開買い付け)で買収し、ツルハホールディングスの鶴羽樹社長は「仲間内でも遠慮なく買収や店舗進出をする」と明言している。 95年に、
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