医薬経済オンライン

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MR活動実態調査レポート

骨粗しょう症領域のMR活動

新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析57

エスマックス株式会社 株式会社グッドサイクルシステム 医薬情報戦略室 医療ビジネスコンサルタント 谷津田義久

2010年8月15日号

 とある大手病院グループの薬剤部に製薬各社の薬価差率をベースとした「貢献度一覧表」なるものが掲示された。30%以上を筆頭に10%刻みの貢献度別に企業名が列記された。そこには後発品メーカー以上に国内大手メーカーが名を連ねていた。病院側は貢献度の低いメーカーの訪問規制など、強い姿勢で臨むという。このセンセーショナルな出来事は瞬く間に他の病院グループや調剤チェーンに流出し、価格交渉の格好の材料となっていることは間違いない。薬価基準制度にも限界が近づいている。調剤チェーン大手による後発品メーカーの経営、医薬品卸による調剤薬局経営などは、市場価格に歪みを来たすはずだ。 いずれにしても置き去りにされているのは患者である。患者主体の医療を考えたときに治療に関する選択権、医薬品処方に関する選択権など、患者が主役となれるような環境を基礎とした医療費適正化政策...  とある大手病院グループの薬剤部に製薬各社の薬価差率をベースとした「貢献度一覧表」なるものが掲示された。30%以上を筆頭に10%刻みの貢献度別に企業名が列記された。そこには後発品メーカー以上に国内大手メーカーが名を連ねていた。病院側は貢献度の低いメーカーの訪問規制など、強い姿勢で臨むという。このセンセーショナルな出来事は瞬く間に他の病院グループや調剤チェーンに流出し、価格交渉の格好の材料となっていることは間違いない。薬価基準制度にも限界が近づいている。調剤チェーン大手による後発品メーカーの経営、医薬品卸による調剤薬局経営などは、市場価格に歪みを来たすはずだ。 いずれにしても置き去りにされているのは患者である。患者主体の医療を考えたときに治療に関する選択権、医薬品処方に関する選択権など、患者が主役となれるような環境を基礎とした医療費適正化政策でな

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