調剤実績データ
後発医薬品処方実態(10年2月)①
処方割合が過去に例を見ないほど急上昇
2010年8月15日号
厚生労働省が発表した「最近の調剤医療費動向」によれば、10年2月の後発医薬品処方割合は、4月からの後発品調剤体制加算改定実施を前に、かつてないほどの急上昇を見せた。 すなわち、薬剤料ベースでこれまで前月に対し、せいぜい0.1ポイントの上昇に過ぎなかったが、2月は、前月にマークした史上最高値7.1%を0.4ポイント上回る、7.5%に達した。数量ベースでみても同様で、昨年10月から10年1月までの4ヵ月間は18.9〜19.1%の横ばいだったが、一気に19.6%へ跳ね上がった。 その理由は判然としないが、後発品調剤体制加算の算定条件として直近3ヵ月実績が必要とされ、4月の改定直後から加算を取得するには、1〜3月に相応の比率確保が必要との判断が働いたものと言えよう。 さて、薬効小分類別に2月の後発品処方割合をみると、順位に変動はないものの、前月に比べて大きくアップさせたものが...
厚生労働省が発表した「最近の調剤医療費動向」によれば、10年2月の後発医薬品処方割合は、4月からの後発品調剤体制加算改定実施を前に、かつてないほどの急上昇を見せた。 すなわち、薬剤料ベースでこれまで前月に対し、せいぜい0.1ポイントの上昇に過ぎなかったが、2月は、前月にマークした史上最高値7.1%を0.4ポイント上回る、7.5%に達した。数量ベースでみても同様で、昨年10月から10年1月までの4ヵ月間は18.9〜19.1%の横ばいだったが、一気に19.6%へ跳ね上がった。 その理由は判然としないが、後発品調剤体制加算の算定条件として直近3ヵ月実績が必要とされ、4月の改定直後から加算を取得するには、1〜3月に相応の比率確保が必要との判断が働いたものと言えよう。 さて、薬効小分類別に2月の後発品処方割合をみると、順位に変動はないものの、前月に比べて大きくアップさせたものが多い
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