医薬経済オンライン

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特集・2010参院選総括

日薬にのしかかる「マイナス2万票」

勝利収めるも票数激減、民主党の攻撃が始まる

2010年8月1日号

 3年前の雪辱を果たした。7月11日の参議院選挙。日本薬剤師連盟が総力を挙げて支援した藤井基之氏が自民党比例区で当選を決めた。個人名で14万5771票、12人が当選した自民党比例区のなかで第8位だった。 昨年9月の政権交代を考えれば、藤井氏が当選する見込みはゼロに等しかった。それほどまでに自民党自体が凋落していた。さらに、民主党の小沢一郎前幹事長が行った締め付けで、各業界の団体は「自民を取るか、民主を取るか」を迫られ、多くが民主へと靡いていった。10年前には最強の圧力団体と恐れられた日本医師会もそうだった。 しかし、日本薬剤師会は自民党支持を変えなかった。それは「ブレない」というよりも、藤井氏の支援を今さらやめることはできなかったに過ぎない。 「もしかしたら当選するかもしれない」 藤井氏を支援する関係者の間で囁かれ始めたのは、今年の春頃だった。そして、...  3年前の雪辱を果たした。7月11日の参議院選挙。日本薬剤師連盟が総力を挙げて支援した藤井基之氏が自民党比例区で当選を決めた。個人名で14万5771票、12人が当選した自民党比例区のなかで第8位だった。 昨年9月の政権交代を考えれば、藤井氏が当選する見込みはゼロに等しかった。それほどまでに自民党自体が凋落していた。さらに、民主党の小沢一郎前幹事長が行った締め付けで、各業界の団体は「自民を取るか、民主を取るか」を迫られ、多くが民主へと靡いていった。10年前には最強の圧力団体と恐れられた日本医師会もそうだった。 しかし、日本薬剤師会は自民党支持を変えなかった。それは「ブレない」というよりも、藤井氏の支援を今さらやめることはできなかったに過ぎない。 「もしかしたら当選するかもしれない」 藤井氏を支援する関係者の間で囁かれ始めたのは、今年の春頃だった。そして、選

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