特集・2010参院選総括
猛追に肝を冷やした足立政務官
「勝ネクタイ」で当選を祈った夜
2010年8月1日号
「足立さんは大丈夫でしょ?」 厚生労働官僚や医療関係団体の幹部に聞く東京での下馬評は、民主党の足立信也政務官の「楽勝」だった。であれば、開票と同時に当選確実が出るかもしれない。足立陣営が用意した大分市内のホテルの宴会場に早めに向かった。 会場には支援者約100人と数多くの報道陣。だがそこに楽勝ムードはない。梶原九州男選対委員長の表情は硬かった。感触を聞くと「逃げ切ったと思うけど……」と言ったまま、口をつぐんだ。 現役の厚労政務官で医師という旨味から、県医師連盟の推薦を受けるなど支援の輪は広がったはずだった。ところが、秘書の1人は「トップの意向だけで上滑りしている面も多々あった」と漏らす。例えば、長年の自民党支持が染みつき「比例区の西島英利氏のポスターが張ってあるような病院には、お願いに上がれなかった」という。 7月11日午後8時。...
「足立さんは大丈夫でしょ?」 厚生労働官僚や医療関係団体の幹部に聞く東京での下馬評は、民主党の足立信也政務官の「楽勝」だった。であれば、開票と同時に当選確実が出るかもしれない。足立陣営が用意した大分市内のホテルの宴会場に早めに向かった。 会場には支援者約100人と数多くの報道陣。だがそこに楽勝ムードはない。梶原九州男選対委員長の表情は硬かった。感触を聞くと「逃げ切ったと思うけど……」と言ったまま、口をつぐんだ。 現役の厚労政務官で医師という旨味から、県医師連盟の推薦を受けるなど支援の輪は広がったはずだった。ところが、秘書の1人は「トップの意向だけで上滑りしている面も多々あった」と漏らす。例えば、長年の自民党支持が染みつき「比例区の西島英利氏のポスターが張ってあるような病院には、お願いに上がれなかった」という。 7月11日午後8時。開票
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