調剤実績データ
後発医薬品処方実態(10年1月)②
血管拡張剤市場が3倍増
2010年8月1日号
今回は、09年4月〜10年1月10ヵ月間の後発品市場規模(内服薬)を薬効別に分析を加えた。 それによれば、市場合計は前年同期比32.5%増の2070億円と月商200億円を突破した。しかし、先発品を含めた市場の伸びも21.1%を見せており、後発品市場が必ずしも極端に伸びているとは言えない。 薬効大分類別では、トップ3が循環器官用薬、消化器官用薬、ビタミン剤で07年からの変動はまったく見られず、全体の56%を占めている。また、全体の伸び率32.5%を上回っているのは、49.4%増の循環器官用薬と3倍強へ急拡大した腫瘍用薬の2薬効にとどまった。 一方、小薬効では血管拡張剤が213億円、市場占有率10.3%、前年同期比2倍と前年の3位からトップに躍り出た。以下、消化性潰瘍用薬197億円(9.5%、37.8%増)、高脂血症用剤134億円(6.5%、20.7%増)、糖尿病用剤99億円(4.8%、35.6%増)、血圧降下剤6...
今回は、09年4月〜10年1月10ヵ月間の後発品市場規模(内服薬)を薬効別に分析を加えた。 それによれば、市場合計は前年同期比32.5%増の2070億円と月商200億円を突破した。しかし、先発品を含めた市場の伸びも21.1%を見せており、後発品市場が必ずしも極端に伸びているとは言えない。 薬効大分類別では、トップ3が循環器官用薬、消化器官用薬、ビタミン剤で07年からの変動はまったく見られず、全体の56%を占めている。また、全体の伸び率32.5%を上回っているのは、49.4%増の循環器官用薬と3倍強へ急拡大した腫瘍用薬の2薬効にとどまった。 一方、小薬効では血管拡張剤が213億円、市場占有率10.3%、前年同期比2倍と前年の3位からトップに躍り出た。以下、消化性潰瘍用薬197億円(9.5%、37.8%増)、高脂血症用剤134億円(6.5%、20.7%増)、糖尿病用剤99億円(4.8%、35.6%増)、血圧降下剤65億
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