医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

患者会

特定非営利活動法人グループ・ネクサス

2010年8月1日号

 1日たりとも待てない問題天野慎介理事長 がん死亡者の減少を掲げ策定した「がん対策基本法」は07年4月の施行から4年目を迎えた。だが、現場では、がん医療の環境が改善したとの実感は乏しい。患者や医療従事者が長年訴え続けてきた「ドラッグラグ」が依然として解消していないのも理由のひとつだ。01年に設立した特定非営利活動法人「グループ・ネクサス」の天野慎介理事長も、10年近くドラッグラグ解消を訴えている。 そこに、大きな転機が舞い込んだ。ドラッグラグが、国内の医療制度を取り仕切る厚生労働省の中央社会保険医療協議会の議論の俎上に載ったのだ。口火を切ったのは、国立がん研究センターの嘉山孝正理事長。嘉山氏は、薬理作用が同じ薬なら、適応外使用であっても保険適用を認めるという、いわゆる「(昭和)55年通知」の運用を提言した。 「ここで勝負をかけないと」 天野理事...  1日たりとも待てない問題天野慎介理事長 がん死亡者の減少を掲げ策定した「がん対策基本法」は07年4月の施行から4年目を迎えた。だが、現場では、がん医療の環境が改善したとの実感は乏しい。患者や医療従事者が長年訴え続けてきた「ドラッグラグ」が依然として解消していないのも理由のひとつだ。01年に設立した特定非営利活動法人「グループ・ネクサス」の天野慎介理事長も、10年近くドラッグラグ解消を訴えている。 そこに、大きな転機が舞い込んだ。ドラッグラグが、国内の医療制度を取り仕切る厚生労働省の中央社会保険医療協議会の議論の俎上に載ったのだ。口火を切ったのは、国立がん研究センターの嘉山孝正理事長。嘉山氏は、薬理作用が同じ薬なら、適応外使用であっても保険適用を認めるという、いわゆる「(昭和)55年通知」の運用を提言した。 「ここで勝負をかけないと」 天野理事長

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence