話題の焦点
「自家用車が隔離診察室」
2010年7月15日号
内科外来の待合室で、ひとりでも咳き込んでいる患者がいると、大変気になるものであるが、そんな不安を解消してくれるユニークな研究がスタンフォード大学で行われた。 病院に自家用車で訪れた患者のうち、感染が疑われる場合は、そのままドライブスルー形式で、まずナースがスクリーニングし、症状が安定しているケースでは、車上の人のまま受診・処方せん受け取り・会計とスルーし保険薬局へ直行という段取り。 テストでは、通常90分かかるところを、ドライブスルー形式では平均26分で済んでいる。感染不安はなくなるし、大変な省力化である。 もちろん病態次第では、カーテンで囲った保温室でじっくり診察もするし、救急診療部入院というトリアージ処理が慎重に行われる。 インフルエンザのパンデミック発生時、あるいは生物兵器テロ、新興感染症流行などに効果的な対策として評価できる。実際...
内科外来の待合室で、ひとりでも咳き込んでいる患者がいると、大変気になるものであるが、そんな不安を解消してくれるユニークな研究がスタンフォード大学で行われた。 病院に自家用車で訪れた患者のうち、感染が疑われる場合は、そのままドライブスルー形式で、まずナースがスクリーニングし、症状が安定しているケースでは、車上の人のまま受診・処方せん受け取り・会計とスルーし保険薬局へ直行という段取り。 テストでは、通常90分かかるところを、ドライブスルー形式では平均26分で済んでいる。感染不安はなくなるし、大変な省力化である。 もちろん病態次第では、カーテンで囲った保温室でじっくり診察もするし、救急診療部入院というトリアージ処理が慎重に行われる。 インフルエンザのパンデミック発生時、あるいは生物兵器テロ、新興感染症流行などに効果的な対策として評価できる。実際に車
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