医薬経済オンライン

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日医ウォッチング

モグラ叩きの〝地域型研修〟実現に向けて

医師偏在解消の特効薬となり得る提案

2010年7月15日号

 「大胆な施策を打ち出したい」 6月30日の定例会見で、日本医師会の中川俊男副会長は、意味深な発言を繰り返した。医療崩壊の根本原因とも言われる医師不足・偏在を解消するには、医師養成数を増やすだけではダメだというのが、日医の基本的なスタンスだ。 中川氏が言う「大胆な施策」というのは、こういうことだ。 「医学部を卒業して臨床研修に至る期間、地域で医師を育てるというシステムができれば、地方に医師が根付く」 つまり、医学部卒業後は、どこの地域や病院で臨床研修を受けようと自由な現在の研修制度を見直すということだろう。医科大学のある都道府県単位で、研修を受けてもらうとを考えているらしい。 確かに研修医とはいえ、医師免許があるのだから、医師の頭数にはなる。地方の中核病院などに研修医が溢れれば、勤務医の疲弊緩和にもつながり、へき地に派遣できる医師も増える...  「大胆な施策を打ち出したい」 6月30日の定例会見で、日本医師会の中川俊男副会長は、意味深な発言を繰り返した。医療崩壊の根本原因とも言われる医師不足・偏在を解消するには、医師養成数を増やすだけではダメだというのが、日医の基本的なスタンスだ。 中川氏が言う「大胆な施策」というのは、こういうことだ。 「医学部を卒業して臨床研修に至る期間、地域で医師を育てるというシステムができれば、地方に医師が根付く」 つまり、医学部卒業後は、どこの地域や病院で臨床研修を受けようと自由な現在の研修制度を見直すということだろう。医科大学のある都道府県単位で、研修を受けてもらうとを考えているらしい。 確かに研修医とはいえ、医師免許があるのだから、医師の頭数にはなる。地方の中核病院などに研修医が溢れれば、勤務医の疲弊緩和にもつながり、へき地に派遣できる医師も増えるかも

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