医薬経済オンライン

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MR活動実態調査レポート

注目の糖尿病領域と武田薬品の動向

新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析56

エスマックス株式会社 株式会社グッドサイクルシステム 医薬情報戦略室 医療ビジネスコンサルタント 谷津田義久

2010年7月15日号

 万有製薬と小野薬品が発売したDPP4阻害剤を中心に、熾烈なD(ディテール)競争が繰り広げられている糖尿病領域を分析する。 表3は、主要糖尿病薬のMR活動である。新薬として先行する万有製薬のジャヌビアのD数が最も多く、ジャヌビアを1とした場合、エクアが89%、グラクティブが84%、アマリール、セイブルがともに28%、ネシーナ、アクトスが24%、22%という状況だった。製品のライフステージに応じてターゲット先が決定されるが、アクトス、アマリールといった既存の大型品は、「よく処方している医師」の防御に必死になっている姿が窺える。 各ターゲット先におけるD成果は「今まで以上」に該当するのだが、新規ターゲットにおける成果は、セイブルの30%を筆頭にジャヌビア、エクア、グラクティブと続く。「時々処方する医師」をターゲットする増量目的Dの成果をみると、新規と同様に...  万有製薬と小野薬品が発売したDPP4阻害剤を中心に、熾烈なD(ディテール)競争が繰り広げられている糖尿病領域を分析する。 表3は、主要糖尿病薬のMR活動である。新薬として先行する万有製薬のジャヌビアのD数が最も多く、ジャヌビアを1とした場合、エクアが89%、グラクティブが84%、アマリール、セイブルがともに28%、ネシーナ、アクトスが24%、22%という状況だった。製品のライフステージに応じてターゲット先が決定されるが、アクトス、アマリールといった既存の大型品は、「よく処方している医師」の防御に必死になっている姿が窺える。 各ターゲット先におけるD成果は「今まで以上」に該当するのだが、新規ターゲットにおける成果は、セイブルの30%を筆頭にジャヌビア、エクア、グラクティブと続く。「時々処方する医師」をターゲットする増量目的Dの成果をみると、新規と同様にジ

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