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調剤実績データ

後発医薬品処方実態(10年1月)①

消化性潰瘍用剤は9%台へ その他の腫瘍用薬7%台目前

2010年7月15日号

 厚生労働省発表の「最近の調剤医療費動向」によれば、10年1月の後発品処方割合は市場合計が薬剤量ベースで7.1%と09年11月から3ヵ月連続で7%台を維持してはいるものの、逆に上昇への展開の傾向が見られないとも言える。数量ベースでも同様である。 さて、薬剤量ベースの後発品処方割合を大薬効別にみると、トップはビタミン剤の44.9%(09年1月44.7%)で以下、呼吸器官用薬13.8%(13.7%)、消化器官用薬11.6%(10.0%)と続き、前年の1月から1年間順位にまったく変動はみられないが、消化性潰瘍用剤の上昇により消化器官用薬の伸びが最も大きい。 小薬効では、14.5%(09年1月に比し4.7ポイントアップ)の血管拡張剤、その他の腫瘍用薬の6.8%(4.9ポイント)および5.4%(4.4ポイント)の合成抗菌剤の3薬効が、引き続き後発品処方割合拡大のトップ3を形成している。一方、高脂血症用剤は横ばい...  厚生労働省発表の「最近の調剤医療費動向」によれば、10年1月の後発品処方割合は市場合計が薬剤量ベースで7.1%と09年11月から3ヵ月連続で7%台を維持してはいるものの、逆に上昇への展開の傾向が見られないとも言える。数量ベースでも同様である。 さて、薬剤量ベースの後発品処方割合を大薬効別にみると、トップはビタミン剤の44.9%(09年1月44.7%)で以下、呼吸器官用薬13.8%(13.7%)、消化器官用薬11.6%(10.0%)と続き、前年の1月から1年間順位にまったく変動はみられないが、消化性潰瘍用剤の上昇により消化器官用薬の伸びが最も大きい。 小薬効では、14.5%(09年1月に比し4.7ポイントアップ)の血管拡張剤、その他の腫瘍用薬の6.8%(4.9ポイント)および5.4%(4.4ポイント)の合成抗菌剤の3薬効が、引き続き後発品処方割合拡大のトップ3を形成している。一方、高脂血症用剤は横ばい、

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