医薬経済オンライン

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ラテン転々

パラグアイ戦に思う

No.2

三山喬

2010年7月15日号

 予想外だった日本代表の健闘で、国内を熱狂させたW杯。ブラジルやアルゼンチンばかりでなく、普段、馴染みの薄いほかの南米勢が活躍した大会でもあった。 日本の8強入りを打ち砕いたパラグアイ、欧州勢に交じって4強に勝ち進んだウルグアイもそうだ。日本では、恐らくW杯まで、ウルグアイもパラグアイも区別がつかない人が大半だったに違いない(いや、今もそうか)。 両国はブラジルとアルゼンチンに挟まれた小国だが、国柄はまるで違う。大西洋に面したウルグアイがアルゼンチンに似た、豊かな白人国なのに対し、内陸の牧畜国パラグアイは、隣のボリビアと並ぶ大陸の最貧国である。 89年まで35年間、ストロエスネル将軍という独裁者が、この国を治めていた。明治天皇を崇拝し、自らその生まれ変わりと称する親日家。今回のパラグアイ戦関連のニュースでしばしば紹介されていた、現地にいる約700...  予想外だった日本代表の健闘で、国内を熱狂させたW杯。ブラジルやアルゼンチンばかりでなく、普段、馴染みの薄いほかの南米勢が活躍した大会でもあった。 日本の8強入りを打ち砕いたパラグアイ、欧州勢に交じって4強に勝ち進んだウルグアイもそうだ。日本では、恐らくW杯まで、ウルグアイもパラグアイも区別がつかない人が大半だったに違いない(いや、今もそうか)。 両国はブラジルとアルゼンチンに挟まれた小国だが、国柄はまるで違う。大西洋に面したウルグアイがアルゼンチンに似た、豊かな白人国なのに対し、内陸の牧畜国パラグアイは、隣のボリビアと並ぶ大陸の最貧国である。 89年まで35年間、ストロエスネル将軍という独裁者が、この国を治めていた。明治天皇を崇拝し、自らその生まれ変わりと称する親日家。今回のパラグアイ戦関連のニュースでしばしば紹介されていた、現地にいる約7000人

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