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糖尿病学会が選んだ「国際共通言語」

〝地球病対策〟を意識した測定値変更、現場の理解がカギ

(株)薬新 井高恭彦

2010年7月1日号

 日本の臨床現場で使用されているヘモグロビンA1c(以下、HbA1c)の測定値が、「Xデー」を機に、0.4ポイント上積みした数値に統一される。国際標準化の背景を説明する日本糖尿病学会幹部(右から柏木氏、清野氏、門脇氏) 日本糖尿病学会がHbA1cの測定値の「国際標準化」を理由に変更を決定、国内の臨床検査センター、検査機器メーカーに対応を要請した。ただ、いつから変更になるか、その「Xデー」は決まっていない。門脇孝学会理事長は「1年後」としているが、測定機器などハード面の変更で、若干の遅れも予測される。学会で、この問題を担当してきた柏木厚典氏(滋賀医科大学病院長、学会標準化委員会委員長)が「なんぼ遅れても最大2年」と発言していることから、現時点では「1〜2年の間」と幅を持って見て置くのが適切だろう。 幸か不幸か、猶予期間はタップリある。学会理事の清野...  日本の臨床現場で使用されているヘモグロビンA1c(以下、HbA1c)の測定値が、「Xデー」を機に、0.4ポイント上積みした数値に統一される。国際標準化の背景を説明する日本糖尿病学会幹部(右から柏木氏、清野氏、門脇氏) 日本糖尿病学会がHbA1cの測定値の「国際標準化」を理由に変更を決定、国内の臨床検査センター、検査機器メーカーに対応を要請した。ただ、いつから変更になるか、その「Xデー」は決まっていない。門脇孝学会理事長は「1年後」としているが、測定機器などハード面の変更で、若干の遅れも予測される。学会で、この問題を担当してきた柏木厚典氏(滋賀医科大学病院長、学会標準化委員会委員長)が「なんぼ遅れても最大2年」と発言していることから、現時点では「1〜2年の間」と幅を持って見て置くのが適切だろう。 幸か不幸か、猶予期間はタップリある。学会理事の清野裕

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