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薬剤経済学

有効性比較研究の実際

第13回 虚血性心疾患の薬剤管理設計とポリピル②

2010年7月1日号

 「虚血性心疾患(IHD)の患者における全死因死亡率に対する薬剤併用の影響:ネスト化された患者対照研究」は、IHD患者によく用いられるスタチン剤、アスピリン、ACE阻害剤、βブロッカーの死亡率への影響を組み合わせ別に見比べた分析である(BMJ2005年5月7日)。 1996〜2003年にIHDと初めて診断され、英国GP(開業医)に治療を受けたが亡くなった患者群(平均追跡期間20.3ヵ月)を、生き残った患者群と比較対照して薬剤療法の影響を窺った。 日常診療のデータベースであり、死んだ患者と生き残った患者の間には、死んだ患者の平均年齢が高いといった形で違いが現れがちである。 英パーク大学のJ.ヒッピスリー・コックスとC.クープランドは、死んだ患者2266人個々の年齢・性・診断年がマッチする生き残った患者9064人を対にして、平均80歳、女性44.3%など似た人口学的特性にした...  「虚血性心疾患(IHD)の患者における全死因死亡率に対する薬剤併用の影響:ネスト化された患者対照研究」は、IHD患者によく用いられるスタチン剤、アスピリン、ACE阻害剤、βブロッカーの死亡率への影響を組み合わせ別に見比べた分析である(BMJ2005年5月7日)。 1996〜2003年にIHDと初めて診断され、英国GP(開業医)に治療を受けたが亡くなった患者群(平均追跡期間20.3ヵ月)を、生き残った患者群と比較対照して薬剤療法の影響を窺った。 日常診療のデータベースであり、死んだ患者と生き残った患者の間には、死んだ患者の平均年齢が高いといった形で違いが現れがちである。 英パーク大学のJ.ヒッピスリー・コックスとC.クープランドは、死んだ患者2266人個々の年齢・性・診断年がマッチする生き残った患者9064人を対にして、平均80歳、女性44.3%など似た人口学的特性にした。

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