医薬経済オンライン

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OUTLOOK・欧米のMR事情

既存品のマーケティング

第216回

デルファイ・マネジメント・コンサルタント(DMC)社 植田南人

2010年7月1日号

 米国では、MRの活動の生産性が落ちていることが問題になっている。そのうえ、最近は新薬が非常に少なくなっているので、MRが医師に面会しても新しい話題がなく、医師との面会の機会が減る傾向にある。一方、戦略的には、古いが重要なブランド製品が多く、それらの重要製品は、まだまだ販売促進する必要がある。医薬品マーケターは、今後このような既存品をどのようにプロモーションし、ブランド製品が持つ価値を最大化したらいいのだろうか。 ひとつの解決策は、CSOの活用である。新製品発売や適応追加があるときは、MRがディテーリングするが、発売5年以上経ったような製品はCSOを活用するのもひとつのアイデアだ。メーカーMRには、それらの製品は古い製品だが、コントラクトMRには、与えられた製品の目標を達成することが仕事であり、彼らにとっては、新製品に等しいのである。 ま...  米国では、MRの活動の生産性が落ちていることが問題になっている。そのうえ、最近は新薬が非常に少なくなっているので、MRが医師に面会しても新しい話題がなく、医師との面会の機会が減る傾向にある。一方、戦略的には、古いが重要なブランド製品が多く、それらの重要製品は、まだまだ販売促進する必要がある。医薬品マーケターは、今後このような既存品をどのようにプロモーションし、ブランド製品が持つ価値を最大化したらいいのだろうか。 ひとつの解決策は、CSOの活用である。新製品発売や適応追加があるときは、MRがディテーリングするが、発売5年以上経ったような製品はCSOを活用するのもひとつのアイデアだ。メーカーMRには、それらの製品は古い製品だが、コントラクトMRには、与えられた製品の目標を達成することが仕事であり、彼らにとっては、新製品に等しいのである。 また

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