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調剤実績データ

後発医薬品処方実態(09年12月)②

先発品の21.7%増に対し34.3%増

2010年7月1日号

 09年4〜12月の9ヵ月間のデータによれば、後発医薬品市場規模は合計で1865億円に達し、前年同期比34.3%の伸びを見せた。しかし、同期間の先発品を含めた市場も、2兆7431億円の22.5%と2ケタ増を示しており、期待通りのアップとは言えまい。 このことは、後発品処方割合が07年度5.4%、08年度6.2%に対し、09年度は6.8%にしか過ぎないことでも頷けよう。 薬効大分類別にみる市場規模では循環器官用薬、消化器官用薬、ビタミン剤がトップ3で前年同期と変動はないが、循環器官用薬の52.8%増が目を引く。上位10薬効の伸び率を比較すれば、腫瘍用薬の3倍弱が他を圧倒している。 一方、薬効小分類では血管拡張剤がアムロジピン製剤の急成長により189億円、前年同期比2倍強、市場占有率10.1%と07年5位、08年3位からトップに躍り出た。以下、消化性潰瘍用剤が175億円(37.8%増、9.4%)、高脂血症用剤が...  09年4〜12月の9ヵ月間のデータによれば、後発医薬品市場規模は合計で1865億円に達し、前年同期比34.3%の伸びを見せた。しかし、同期間の先発品を含めた市場も、2兆7431億円の22.5%と2ケタ増を示しており、期待通りのアップとは言えまい。 このことは、後発品処方割合が07年度5.4%、08年度6.2%に対し、09年度は6.8%にしか過ぎないことでも頷けよう。 薬効大分類別にみる市場規模では循環器官用薬、消化器官用薬、ビタミン剤がトップ3で前年同期と変動はないが、循環器官用薬の52.8%増が目を引く。上位10薬効の伸び率を比較すれば、腫瘍用薬の3倍弱が他を圧倒している。 一方、薬効小分類では血管拡張剤がアムロジピン製剤の急成長により189億円、前年同期比2倍強、市場占有率10.1%と07年5位、08年3位からトップに躍り出た。以下、消化性潰瘍用剤が175億円(37.8%増、9.4%)、高脂血症用剤が121

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