医薬経済オンライン

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早くも「敗戦処理」を始めたGSK

「アバンディア」問題で一部和解も販売中止可能性消えず

2010年6月15日号

 7月13〜14日に開催されるFDA(米食品医薬品局)内分泌代謝薬諮問委員会・医薬品安全性リスク管理諮問委員会合同委員会での検討次第では、市場からの完全撤退も噂されるグラクソ・スミスクライン(GSK)の2型糖尿病治療薬「アバンディア」(一般名=ロシグリタゾン)が新たな困難に直面している。 アバンディアは、同じチアゾリジン系で武田薬品が製造販売する「アクトス」(一般名=ピオグリタゾン)と心血管リスクの評価を目的とした比較対照試験TIDEが進行中。4月19日付の米ウォールストリートジャーナル紙は、「同試験続行の是非をFDAが再検討し始めた」と報じていたが、5月20日付同紙はこの状況に追い打ちをかけるかのように、「試験参加施設のうち、ノースカロライナ州のウェーク・フォレスト大学バプティスト・メディカルセンターを含む2施設が脱落した」と報じた。損害賠...  7月13〜14日に開催されるFDA(米食品医薬品局)内分泌代謝薬諮問委員会・医薬品安全性リスク管理諮問委員会合同委員会での検討次第では、市場からの完全撤退も噂されるグラクソ・スミスクライン(GSK)の2型糖尿病治療薬「アバンディア」(一般名=ロシグリタゾン)が新たな困難に直面している。 アバンディアは、同じチアゾリジン系で武田薬品が製造販売する「アクトス」(一般名=ピオグリタゾン)と心血管リスクの評価を目的とした比較対照試験TIDEが進行中。4月19日付の米ウォールストリートジャーナル紙は、「同試験続行の是非をFDAが再検討し始めた」と報じていたが、5月20日付同紙はこの状況に追い打ちをかけるかのように、「試験参加施設のうち、ノースカロライナ州のウェーク・フォレスト大学バプティスト・メディカルセンターを含む2施設が脱落した」と報じた。損害賠償請

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