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使用促進策追い風に大幅増収増益

上場ジェネリック専業の09年度決算を読む

2010年6月15日号

 国内ジェネリック市場は、08年4月の処方せん様式の再変更、後発医薬品調剤体制加算などの使用促進策を背景に拡大している。日本ジェネリック製薬協会によると、08年度の数量シェアは17.6%、金額シェアは6.8%にまで拡大、会員企業32社の売上高は16.5%増、営業利益は22.5%増となった。09年度は、生活習慣病関連の大型ジェネリックが登場、消費節約も追い風になって、調剤薬局中心に好調な伸びを続けた。 これはジェネリック専業各社の決算に明らかだ。ジェネリック専業の上場企業は日医工、沢井製薬、東和薬品、富士製薬の4社である。これに先発品兼業でジェネリックが主力となった日本ケミファを加えた5社で09年度のジェネリックの動向をみていくことにする。なお、今年3月にジェネリック原薬とジェネリックを手がけるダイトが上場されたが、公開直後でデータも不完全、10年5月期決算は7月中旬発...  国内ジェネリック市場は、08年4月の処方せん様式の再変更、後発医薬品調剤体制加算などの使用促進策を背景に拡大している。日本ジェネリック製薬協会によると、08年度の数量シェアは17.6%、金額シェアは6.8%にまで拡大、会員企業32社の売上高は16.5%増、営業利益は22.5%増となった。09年度は、生活習慣病関連の大型ジェネリックが登場、消費節約も追い風になって、調剤薬局中心に好調な伸びを続けた。 これはジェネリック専業各社の決算に明らかだ。ジェネリック専業の上場企業は日医工、沢井製薬、東和薬品、富士製薬の4社である。これに先発品兼業でジェネリックが主力となった日本ケミファを加えた5社で09年度のジェネリックの動向をみていくことにする。なお、今年3月にジェネリック原薬とジェネリックを手がけるダイトが上場されたが、公開直後でデータも不完全、10年5月期決算は7月中旬発表予

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