医薬経済オンライン

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法改正で歪になったOTC薬市場

施行後1年、停滞するセルフメディケーション

2010年6月15日号

 昨年6月の改正薬事法施行から丸1年が経過した。法改正は本格的な高齢化時代を迎え、膨れ上がる医療費を「セルフメディケーションの推進」という大義の下、削減する狙いだった。しかし、実態は裏腹。OTC薬の販売チャネルが広がらないばかりか、市場拡大が期待された効き目の強い第1類OTC薬の売上高が激減するという、制度設計した厚生労働省も予想外の事態が発生している。法改正1年を検証する。  昨年6月の改正薬事法施行から丸1年が経過した。法改正は本格的な高齢化時代を迎え、膨れ上がる医療費を「セルフメディケーションの推進」という大義の下、削減する狙いだった。しかし、実態は裏腹。OTC薬の販売チャネルが広がらないばかりか、市場拡大が期待された効き目の強い第1類OTC薬の売上高が激減するという、制度設計した厚生労働省も予想外の事態が発生している。法改正1年を検証する。

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