医薬経済オンライン

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MR活動実態調査レポート

吸入キット製剤の営業活動

新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析55

エスマックス株式会社 株式会社グッドサイクルシステム 医薬情報戦略室 医療ビジネスコンサルタント 谷津田義久

2010年6月15日号

 今回は、COPD治療薬として有名な「スピリーバ」や喘息など呼吸器疾患に有用な「アドエア」、新薬として上市された「シムビコート」について分析する。 これらはいずれも吸入キットを活用した特殊製剤である。表3は各製剤の全体的な活動実態だが、アストラゼネカの活動量が他を圧倒している。D(ディテール)数をみるとアストラゼネカの活動量を基準とするとアステラス、グラクソスミスクラインでともに60〜70%程度、日本ベーリンガーインゲルハイムにおいては65%程度、ファイザーは、その他製品に埋没したような位置づけとなっている。 MDをみると、新薬のシムビコートは、アストラゼネカ、アステラスともD数に比例する形で、全D数の15%程度を獲得。アドエア、スピリーバのMDはぐっと落ちる形となっている。社内的にこれら製品にどの程度のDウエイトをかけているかをみると、アストラ...  今回は、COPD治療薬として有名な「スピリーバ」や喘息など呼吸器疾患に有用な「アドエア」、新薬として上市された「シムビコート」について分析する。 これらはいずれも吸入キットを活用した特殊製剤である。表3は各製剤の全体的な活動実態だが、アストラゼネカの活動量が他を圧倒している。D(ディテール)数をみるとアストラゼネカの活動量を基準とするとアステラス、グラクソスミスクラインでともに60〜70%程度、日本ベーリンガーインゲルハイムにおいては65%程度、ファイザーは、その他製品に埋没したような位置づけとなっている。 MDをみると、新薬のシムビコートは、アストラゼネカ、アステラスともD数に比例する形で、全D数の15%程度を獲得。アドエア、スピリーバのMDはぐっと落ちる形となっている。社内的にこれら製品にどの程度のDウエイトをかけているかをみると、アストラゼ

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